冷えを感じる部位は「手、足、おなか、腰、背中、肩」などで人によってさまざまですが、一般的には「手、足」が冷える人が多いようです。
身体の特定の部位のみを特に冷たく感じ、耐えがたい場合をいいます。
冷えを感じる部位は「手、足、おなか、腰、背中、肩」などで人によってさまざまですが、一般的には「手、足」が冷える人が多いようです。
冷え症自体は病気ではないが、冷え性に伴う慢性的な血行障害が原因で、しもやけ、腰痛、肩こり、肌あれなどがある。 更年期にいたり、のぼせたり顔がほてったりするのに手足は冷える症状がでる場合があるが、同様の原因による。
また間違ったダイエットも冷え症の原因になる。 これはタンパク質、ビタミン、ミネラル、脂肪などの摂取不足から栄養失調を生じるためである。
またお薬だけでなく、原因を考えた養生法を行うことが、つらい冷え症を少しでも早く楽にする手助けになります。 冷え症の原因は体内で作った熱(産生熱)と体外に出す熱(放散熱)の乱れ、血行障害であることからその養生法は…
産生熱を増やすためにも、しっかりと食事を取ることが大切です。 ただし、生ものは身体を冷やしますので、なるべく火を通した料理にするのが良いでしょう! また、不規則な食生活はエネルギー切れを引き起こしてしまいますので、規則正しい食生活を心がけましょう。
シャワーよりも湯船につかるのが良いのですが、熱いお風呂ではなく、ぬるめ(38~40℃)で半身浴(腰湯)で、できるだけ長くつかる(20~30分)のが良いでしょう。
体外に放散する熱を減らすためにも重ね着をしたり、床に就く時には布団内を電気毛布やあんかで事前に温めたりすると良いでしょう。
たまにスポーツなどをするのも良いのですが、できればまとめて動くよりも普段の生活の中でこまめに動くのが効果的です。 特に歩く機会を増やして動く習慣をつけると良いでしょう。
中医学では、冷え症を招く要因として身体上の病気因子と環境因子、食生活や嗜好因子、ストレス、年齢・体質及び性差などが考えられます。
パワー不足:疲れやすい、やる気がでないなど。
血不足のため各器官、手足などを栄養できない。
体内で余分な水分が停滞してしまう。
エネルギーが滞り、スムーズに流れない。
血が滞り一定の場所で停滞してしまう。
夜は手足が冷えて眠れない、 夏はクーラーに悩まされ、冬はもう凍りつきそう…。「冷え性」とは御存じの通り、病名ではなく症状です。
体に冷えを感じ、温めてもすぐに冷えて、外気の冷えを敏感に感じ取り、日常生活の中で「冷え」 に悩まされます。
【 タイプ 】 | 【 内 容 】 |
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・貧血ぎみの人 ・低血圧の人 ・基礎代謝の低い人 ・体水分量の多い人 ・アレルギー体質の人 ・自律神経失調症 傾向のある人 ・婦人科疾患を持つ人 |
体内を温める血液の不足、血行不良、基礎代謝の低さ、 水分代謝が悪くむくみやすい、自律神経のバランスがくずれている。 これらは末梢血管を収縮させ血行不良を起こし、寒さを感じさせます。 |
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【 部 位 】 | 【 症 状 】 |
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ダイエット |
必要以上のダイエットは皮下脂肪減少により新陳代謝が落ちます。 更に生理がとまり、ホルモンのバランスがくずれ、冷えが起こりやすくなります。 |
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たばこ |
ニコチンにより、末血管の収縮が起こって血行が悪くなり冷えてきます。 たばこを吸った時更に冷えを感じるのでは? |
きつい下着 |
きついボディスーツやガードルなどで締め付けていませんか? 血行が悪くなり月経痛や腰痛を起こしかねません。 ちょうど良いものを身につけて。 |
ミニスカート |
下半身は特に冷えやすい上に、ミニスカートで足を外気にさらしては、増々冷えはひどくなるばかり。 パンツスタイルにするか、膝掛けを用意しておくとか冷えないように日頃から心掛けることが必要です。 |
強いストレス |
ストレスをためこんでいると自律神経がバランスを崩します。 体の中の循環も悪くなりイライラはつのるばかり。 自分に合った発散方法を見つけて。 |
高いヒールの靴 |
姿勢も悪くなり、歩きづらいと血管も緊張し収縮しています。 血行不良をまねき、体をゆがめ、さらに体内循環を悪化させます。 |
体を温める「陽」のエネルギー不足。 外からの寒さを感じやすく、中からも体を温められない。 病後や疲れやすい、芯から冷えやすい人など。
【症 状】
手足が氷のようにひどく冷たい。 酷い時は手足の先から肘、膝まで達する。
他:顔が青白い、むくみ、下痢、風邪をひきやすい、じわっと汗をかく
▼ 陽気鬱阻
陽気の流れが悪くなり、陽気が四肢末端までゆきわたらない。 ストレスが強い、情緒不安傾向がある。
【症 状】
手足が冷たい。 他:口渇、イライラ、胸や脇が張る、腹痛
▼ 血虚受寒
寒さにより、更に血流が悪くなり血行不良になりやすく、肩こり、頭痛なども伴う。
【症 状】
手足が冷える。 顔色は黄色くくすんでいる、唇は色が薄い、生理痛、 生理不順
▼ 痰濁内阻
余計な水分がたまり、体内の流れを悪くする。 胃腸の弱い人。
【症 状】
特に腰、下半身が冷える。 温まるとジトッとした汗が出る、下痢をしやすい
※ 「症例・体験談」で紹介している症例内容は、あくまで参考程度にして下さい。
※ 服用薬の効果は個人の体質・症状によって変わります。
※ また、「経過」についても個人の体質・症状などによって変わります。