胃腸病、潰瘍でお悩みの方は、是非ご相談下さい。

日本人は欧米人にくらべ、胃腸の病気がきわめて多い。

日本特有の食生活や生活習慣・環境が関係しているようで、日本人は欧米人にくらべ、胃腸の病気がきわめて多いとされている人種だそうです。

日本人の胃腸の病気とは?

胃腸の3大疾患といえる胃炎、潰瘍、胃がん。 しかし胃腸には、病名のつかない症状が多いのも特徴です。

たとえば胃痛・腹痛、胃もたれ、胸やけ、下痢、便秘など。病院に行って診察してもらっても原因不明の病名のまま治療を受けることも多いようです。

また、胃腸の症状が出る原因としては、暴飲暴食のほか、ストレスなど精神的なものも増えてきているようです。

胃の主な症状は

重い ・ すっきりしない ・ 胸やけがする ・ ムカムカする ・ むかつく ・ 胃もたれがする ・ 嘔吐(おうと)感がする、などの症状があります。

以上の症状は似ていても、原因はさまざま。原因に合わせた適切な処置が必要です。

胃の病気は、食欲に影響するだけでなく、栄養を吸収できないことで体全体の健康を侵していくもの。早めの対処を心がけたいものです

主な胃腸の病気

胃 炎

消化器官の疾患で最も多いのが胃炎。胃粘膜に炎症が起こる病気です。急性と慢性では成り立ちが全く異なっており、急性から慢性に移行するということではありません。

【▼ 急性胃炎】

医学的には、急性の胃潰瘍も含めて「急性胃粘膜病変」と呼ばれます。 さまざまな原因がありますが、いずれも原因がはっきりしていることが多いのが特徴です。

最近では、強い精神的ストレス、酒の飲み過ぎなどが原因であることが多いようです。

【▼ 慢性胃炎】

慢性胃炎は、40歳以上に多くみられます。食生活や精神的ストレス、年齢による胃壁の弱まりが原因とされます。また最近ピロリ菌が発見され、これが慢性胃炎に深く関わっていることがわかってきました。

胃の粘膜の形状から、表層性胃炎、肥厚性胃炎、萎縮性胃炎の3つに分けられます。日本人の大部分は萎縮性胃炎と言われています。

みぞおちの痛み、食欲不振、胃もたれ、胃の膨満感、胸やけ、げっぷ、体重減少などの症状が、長年にわたって出たり消えたりします。

胃酸過多症

胃は、食べ物をすみやかに消化するために胃酸を分泌します。しかしこの胃酸の分泌が多過ぎる場合、たくさんの不快な症状を引き起こすことがあります

【▼ 酸症状と胃酸過多】

胸やけやげっぷ、酸っぱい胃液が口の方へこみ上げてくる呑酸(どんさん)などの症状を酸症状といいます。この酸症状は、胃液中に含まれる胃酸の濃度が高い場合によく起こります。

酸症状が慢性的にある状態を胃酸過多症といいます。原因としては、もともと胃酸を分泌する細胞が多かったり、酸分泌をうながす神経からの刺激に対する感受性が高いことがあげられます。しかし酸分泌が多くなるしくみについては、よくわかっていません。

【▼ 症状を抑えるには】

炭酸飲料やコーヒーなどの刺激物は、酸の分泌を促すので、症状のある間は控えます。

最近、胸やけ、げっぷなどの症状は、必ずしも胃酸の量が多いときのみに起こるとは限らず、少なくても起こることがわかってきています。

胃下垂

胃下垂とは、胃の位置が年齢や体型によって下がっている症状のことです。内臓の形の変化はさほど特別なものではありませんが、これに伴って病気の症状が現れる場合もあります。

やせた人や高齢者、出産経験の多い女性に多く見られます。しかし、胃下垂の中には、胃の筋肉の緊張がゆるんで垂れ下がった胃アトニー(胃失調)を伴うものがあります。

【▼ 胃アトニーと胃下垂】

胃アトニーの症状は、過度のストレスからくる自律神経失調症により起こることが多いと言われています。このような症状はNUD(消化管運動異常症候群)と呼ばれます。また胃の筋肉の緊張がゆるんで垂れ下がる胃下垂によっても起こります。 胃もたれ、胃重、食欲不振などの症状が見られます

神経性胃炎

ストレスが原因で、胃をコントロールする自律神経がバランスを崩して起こるのが神経性胃炎です。食べすぎ・飲みすぎなどとは異なり、神経に作用する治療が必要です。

やせた人や高齢者、出産経験の多い女性に多く見られます。しかし、胃下垂の中には、胃の筋肉の緊張がゆるんで垂れ下がった胃アトニー(胃失調)を伴うものがあります。

【▼ 神経性胃炎】

食べすぎ・飲みすぎなどの外的要因がないのに、胃痛や胸やけがする場合、神経性胃炎であることが考えられます。

ストレスがたまると、大脳の視床下部にある自律神経中枢が刺激されて自律神経のバランスが崩れ、さまざまな症状を引き起こします。

自律神経のうち交感神経がたかぶると、食欲不振や胃の運動の低下が起き、また胃の血流が悪くなって胃粘膜の抵抗力が弱まります。

【▼ 効果的な治療法】

神経性胃炎は自律神経の失調が原因となっておこる病気ですから、まず精神の安定を図ることが大切です。

漢方 ・ 中医学の考え

漢方医学・中医学ではこう考えます

中医学では、外界の気候(特に寒さ)や、飲食物の取り過ぎ、ストレス、長期にわたる薬剤の使用などが、胃痛をひきおこすと考えています。

▼ 中医学の弁証でみると

 ◎ 寒邪犯胃

 ◎ 飲食停滞

 ◎ 肝気犯胃

 ◎ 脾胃虚寒

 などから弁証していきます。

寒邪犯胃

この証はもともと胃陽(胃を温める力)が虚しているところに、生ものや冷たいものを過食したか、あるいは腹部が寒冷刺激を受け、寒邪が胃を犯したことでおこる。

寒邪により胃陽が損傷して寒凝気滞になり、気が通 じなくなることで痛みが生じる。したがって、寒さに遇うと痛みが増し、温めると緩解する胃カン部の冷痛が主症となる

【症 状】

急性の胃かん痛。寒がりで暖を取りたがる。寒さで痛みが増し、温めると痛みは軽減。熱いものを好む。味覚が減退し、口渇はない。

飲食停滞

胃気虚弱なものが、暴飲暴食、疲労時に消化の悪いものを過食して、飲食物の停滞が起こり、胃の降濁作用が失調。胃に停滞した未消化物が腐敗して濁気が上昇する。

嘔吐後は実邪が去って、胃気の巡りが改善するため、張痛は軽減する。

※胃の降濁作用とは… 胃には腐熟し終わった飲食物を、一つ残らず小腸に送り出す働きがあります。このことは、飲食物を下に降ろすことでもあるので、「胃は降を以って順となす」といいます。

【症 状】

胃カン部の張痛(拒按)。酸腐臭の嘔吐。ゲップ。酸っぱい胃液がこみ上げる。泥状便。唾液の分泌亢進。脱力感。発汗。

肝気犯胃

ストレスや緊張により肝気が鬱結して、疏泄機能の低下をおこし、胃の気を阻滞するために痛みが引き起こされる。肝と胃の協調作用が崩れた状態。

現代医学でいう神経性胃炎に相当し、慢性化すると潰瘍を形成する。

【症 状】

胃部の張痛が反復。痛みは両脇部におよぶ。イライラや怒り、興奮などの精神状態とともに痛みが増す。上腹部のつかえ感。

脾胃虚寒

胃通が長引いたり、薬剤を長期服用していると、正気が衰えて胃痛が治らなくなる。胃の経絡が温めらずらくなり、益々胃の働きが低下。

現代医学でいうと、慢性萎縮性胃炎などがこれにあたる。息切れや、精神疲労、倦怠感などの全身症状を伴う。

【症 状】

胃カン部の隠痛(しくしく痛む)按じると痛みは軽減する。飲食減少。水様のよだれ。無力感。精神疲労。手足が冷たく寒がり。

症例 ・ 体験談

※ 「症例・体験談」で紹介している症例内容は、あくまで参考程度にして下さい。

※ 服用薬の効果は個人の体質・症状によって変わります。

※ また、「経過」についても個人の体質・症状などによって変わります。

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