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便秘症、器質性・機能性・弛緩性・痙攣性・ストレス性便秘でお悩みの方は是非ご相談下さい。

回数が少ない…、残便感がある…、スッキリ出ない…

こんな便秘でお悩みの方は多いのではないでしょうか。 便秘は男性よりも女性に圧倒的に多く、その数は年々増加しています。 ある調査によると女性の6割が便秘で悩んでいるとか。

日本人の胃腸の病気とは?

便秘とは

「便の量が少ない」「硬い」「排便しにくい」「回数が少ない」「残便感がある」など種々の訴えがありますが、医学的には、通常のその人の排便習慣より著しく排便回数が減少した状態と定義することが多いようです。

日本人は欧米人にくらべ、胃腸の病気がきわめて多いとされている人種だそうです。

便秘の原因

▼ 便秘の原因を次の6つに分けて考えます。

① 胃の働きが悪い

・胃酸が多すぎると便秘になりやすい。

② 腸の働きが悪い

・腸の働きが強すぎても、弱すぎても大便が上手く運ばれずに便秘になってしまいます。

③ 血液の巡りが悪い

・腹部の血行が悪いと栄養も運ばれず腸は充分に働くことができず大便は腸内に滞ってしまいます。

④ 胆汁が小腸に分泌されない

・食物の消化を手助けしたり腸の蠕動運動を促進させて排便をスムーズにさせる胆汁が不足すると便秘になります。

⑤ 肝臓が炎症を起こして胆汁分泌が困難

・胆汁を作り出す肝臓が炎症を起こすと、胆汁を充分に作り出すことができません。

⑥ 精神的ストレス

・精神的なストレスが続いたりして、神経がいつも緊張していると胃腸の働きも緊張してギクシャクとした動きになり排便しにくくなります。

便秘の方へアドバイス

 お薬だけでなく、原因を考えた養生法を行うことが、つらい便秘を少しでも早く楽にする手助けになります。便秘は圧倒的に女性に多い病気。女性は生理不順、生理痛、冷え、貧血などといった血行不良を持っていることが多いもの。

便秘の原因に「血行不良」があることを考えますと、女性に便秘が多いのもうなづけます。

そこで、血行を良くする養生が女性の便秘の手助けにつながります。

① お風呂にゆっくりと入り身体を温めて血行を良くしましょう!

シャワーよりも湯船につかるのが良く、お湯はぬるめ(38~40℃)で半身浴(腰湯)するのが良いでしょう。

② 身体を適度に動かしましょう!

身体を動かすことによって血行が良くなると共に、運動することにより腸の運動リズムをつくり、腹筋を強くして大便を押し出す力をつけます。

③ 食事をしっかりと取りましょう!

ダイエットなどで食事を制限してしまうと、血行不良を起こすだけでなく、大便の量を減らして便秘を助長してしまいます。

漢方 ・ 中医学の考え

漢方医学・中医学ではこう考えます

▼便秘の種類・原因にはいくつかあります。

【種 類】 【内 容】 

○ 器質性便秘

大腸やその周辺に病気があるために起こるもので、例えば、大腸がんや潰瘍性大腸炎などによる便秘があります。

○ 機能性便秘

A. 弛緩性便秘

大腸がゆるんで腸のぜん動運動が低下している、太くて堅い便が出る人に多い

B. 痙攣性便秘

大腸が痙攣により細くなり、 便が通過しづらい小さくてコロコロした便が少量出る、または便秘と下痢をくり返す人もいる

C. 直腸性便秘

便意をがまんしている状況が多い人に起こりやすく、 便がたまっても便意が生じない

D. ストレス性便秘

ストレスにより自律神経の働きが不調になり腸の働きも悪くなる

E. 水分不足便秘

水分が足りないため便がスムーズに腸のなかを移動できない

1. 熱結便秘

【上記B、Eのタイプ】

体に熱がこもっていて腸が乾燥している。中年男性、カッカしやすい人、味の濃いものが好きな人

【症 状】

→ 便は堅くでにくい、尿の量は少なく色は濃い、口が渇く

2. 気滞便秘

【上記B、C、Dのタイプ】

気の流れが鬱滞してスムーズに便を運べない。ストレスが多くイライラをためこみやすい人。

【症 状】

→ すっきり排便できない、お腹が張る、ガスが多い、ゲップをする。

3. 気虚便秘

【上記Aのタイプ】

便を押し出す力が弱い。体が細く食べてもあまり太らない、または逆にぷよぷよ太っている人

【症 状】

→ 力んでも出ない、便をすると疲れる。疲れやすい、息切れする、 ジトっと汗をかきやすい。

4. 血虚便秘

【上記Eのタイプ】

腸が乾燥して便が出づらい。女性

【症 状】

→ 便が乾燥して出づらい。顔色が悪い、立ちくらみ、めまい、経血量が少ない、 肌が乾燥しやすい。

5. 陰虚便秘

【上記Eのタイプ】

女性、更年期、腸が乾燥して便が出づらい

【症 状】

→ 便が乾燥して出づらい。痩せている、手足がほてる、微熱、寝汗をかく。

症例 ・ 体験談

※ 「症例・体験談」で紹介している症例内容は、あくまで参考程度にして下さい。

※ 服用薬の効果は個人の体質・症状によって変わります。

※ また、「経過」についても個人の体質・症状などによって変わります。

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